ご挨拶

           龍南会会長  植村 正三郎

 梅雨入りの前に早くも猛暑の夏を予測させる今日この頃です
会員の皆様におかれましては、ご健勝のことと存じます。
 さて、去る425日、平成27年度龍南会代議員総会におい
て次期
龍南会会長に指名されました。浅学非才で剣道も熱心
にやっていな
い私では荷が重いと思いましたが、病床の由布
先輩の命令とも感じる言葉により会長を務めることになりまし
た。龍南会はとくに役員・事務局がしっかりしている組織です
ので、皆様方に支えられながらではありますがよろしくお願い
いたします。

 龍南会は平成51年発足して、40年目を迎えました。その目
的は「会員の親睦と剣道部への支援」であります。この目的は
十分果たされ、さらに各支部活動、若手会員の龍粋会など盛
んになっています。 剣道では各個人の剣技の向上と人間
形成が重要で、切磋琢磨という言葉は
OBにも共通しますが、
やはりなんと言っても母校の剣道部の活
躍こそ喜ばしく、また
励まされるものはないと思われますし、そのため
にも精一杯
支援していきたいと思います。

 さて、425日の平成27年度龍南会総会では、熊大剣道部
師範
(故)末永龍象先生13回忌追悼式と剣道大会も盛大に
開催され
ました。末永先生の剣歴や・剣道部への思い入れ
など、菊池弘徳監
督の詳細なご紹介では多くの会員が知ら
なかった新事実も次々と紹介されました。菊池監督には深く
感謝いたします。末永先生の「下手の一心、上手の油断」は
誰でも覚えていますが、懸かりについては「メンを打て、メンを
打て」と言われたと思います。追悼試合場4面を俯瞰してみて
いますと、どの瞬間でもどこかで誰かが「メン」を打ち込んで
います。これも結局、先生の指導した時代からの熊大剣道部
の伝統なのだと思い、遺影の先生も満足されておられたこと
でしょう。

 それにしても、総会に全国から集まった会員諸氏が、互いの
挨拶の前に、いそいそと防具を着け、道場に向かい、互いに
剣を交える姿は、かって「文武不岐」の気概で過ごした青春の
血が蘇り、逸る心に追われるが如くでありました。熊本大学
剣道場は龍南会
40年以前から老若男女の部員達が年齢を
超えて
共有する心の故郷であると思います。 

 由布先生については詳しい報告がありました。療養中のお姿
を披露することは我々医師も迷う所ですが、ご家族からも「総会
には参加したい」というご本人の意思を届けたい意向があり
ましたので、報告いたしました。私の経験から、さらに
3年後
の総会にはお元気なお姿
を見せていただけると思いますが、
それまでのご本人は毎日が懸か
り稽古のようなリハビリの
日々が続きます。皆様方の激励・祈り、そして剣道部員の活
躍報告こそ先生の 
復活のエネルギーになると思います。

 私事ですが、かっては「天草・阿蘇の医療が遅れている」と
評価されていた天草地域の救急・専門医療を中心とした病院
部門・健診センター・介護センターの構築に取り組みました。
熊本市内に負けない医療レベルが構築できたと考え、
20
勤めた院長職は辞しました。し
かし一方、脳外科医としては
現役で手術もしなければならず、また種々
医師会関係役職も
仰せつかっており、熊本大学の稽古や試合に常時顔をだす
ことは難しいかと思いますが、菊池監督、野口師範にはなに
とぞよろしくお願いいたします。ですが、密かに「若い学生達
に負けず
に稽古するには上段の構えに戻るしかない・・」と
思ったりしています。

 龍南会の蓑田事務局長はじめ執行部・事務局の方々には、
何かとおんぶに抱っこの会長ですがよろしくお願い致します。
同時に龍南会員の皆様には当会執行部への叱咤激励よろしく
お願いいたします。

 最後に総会などの見事な運営で区切りを付けた前執行部の
方々に会員を代表してお礼申し上げ、龍南会の皆様方の益々
のご健康と剣道ご精進を祈念いたしまして挨拶と致します。  

                            (平成27年5月記)